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森林 森林は生きるために呼吸と光合成を行なっているます。このときに吸収・放出される熱は、環境を自らの生育に適した状態に保つ働きをします。つまり、森林の存在によって寒さ、暑さは和らげられているのです。また、光合成は二酸化炭素を有機物として固定化する働きもしています。増え続ける大気中の二酸化炭素を減少させる最も効果的な方法が森林にはあります。森林は、地上を住み易い環境に維持するエアーコンディショナーだということができます。 緑の息づかいが 多くの動物たちにとって森林はふるさとであり、現在もその恵は様々な生命を育んでいます。森林の中では、植物の実や葉、昆虫や小動物といった”食”と、快適な環境、外敵から身を守る隠れ場所などの”住”が保証されています。地上の様々な動物を考えるとき、森林が果たしてきた役割は非常に大きなものがあります。近年、急速に切り開かれている熱帯雨林には、そこにしか存在しえない貴重な生物種が絶滅の危機に瀕しています。 豊な緑の中で 多くの人々は遠く離れてしまったが、人間また森林をふるさととする動物のひとつです。そして、自らの中の自然である”人間性”を回復するためにたまにふるさとにもどったりします。森林浴がそうであったり、丸太小屋や観葉植物も緑を身近に感じたいという欲求の表れです。われわれは森林とともに何か重要なものを失いつつある。ふるさとを破壊し尽くしたとき、人間は生物として生きられるのでしょうか? 自らの自然を蘇らせるために |
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日本の森林の現状 日本の森林の面積は約2,500万ヘクタール。これは国土の面積の67%にも 当ります。経済協力機構(OECD)加盟国のなかで国民1人当りの国内総 生産が1万ドル以上の国は21カ国ありますが、森林の割合が60%を超え るのは、日本のほかにノルウェーとフィンランドだけです。工業先進国であり ながら、日本の森林資源は世界に誇れる素晴らしいものなのです。 日本の森林の内、国有林と公有林が全体の2/5。残りの3/5に当る1,457万 ヘクタールが民有林です。また、天然林は日本の森林の2/5。残りの約1000 万ヘクタールは人工林が占めています。ちなみに1000万ヘクタール以上の人 工林を持つ国は世界で4カ国だけです。森林は石油のような化石燃料などと は違い、再生産が可能な資源です。天然資源に乏しい日本にとってたいへん 貴重な資源です。 産業の面から見ると林業、木材の生産があります。日本の林業は戦後から 昭和30年代にかけての住宅建設ブームの時にたいへん賑わいましたが、 昭和39年に木材輸入が完全に自由化されると、安い輸入材におされて 低迷を続け、平成9年に木材の国内自給率は20%を割り込むまでに低下 してしまいました。 |
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緑のダム 森林には、私たちの生活を支える様々な機能があります。 その代表が緑のダムといわれる水資源を蓄える働きです。その水は私たち の飲料水になるだけでなく、工業生産を支え、さらに森の豊な栄養を下流 の田畑、海へと流し、そこに生きる生命に潤いを与え、命を育みます。 また、地下に張り巡らされた木々の根が土砂の流出や崩壊を防ぐ働きも します。 この他にも、最近ではアウトドア―スポーツなどで森林とふれあったり、 「森林浴」などで安らぎを求めたり、森の観察などを通じて森を知ったり と、森林に対する関心が高まっています。 |
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森林について このように森林の良さ、必要性は、私たちには欠かせないものです。日本は世界的にみてもトップクラスの森林保有国ですが、その裏で日本が行ってきた事にも目を向ける必要があるのではないでしょうか(もちろん、日本国内でも 多くの問題は起きているのですが)。日本に森林が多いのは木材のほとんど を輸入材が占めているからです。これに対する意見は多々あると思いますが、東南アジアなどで多く報告される「森林破壊」は、その多くが日本への輸出だっ たのも事実です。 我々日本人にとって身近な森林であるように、現地に住む人々にとっても森林は身近かにあるものでした。日本の生活の中では、現地の様子はイメージすることさえ困難ですが、一度現地へ行って見ると、その現状に圧倒されます。日本人がいとも簡単に使っている割り箸や紙などは多くの犠牲のうえに成り立っていることを実感します。もちろん、日本人だけがいけないとは思いませんが、現実に見えない(イメージできない)ために、その現実を見ないようにしているように思います。 現地に行くことは難しいと思いますが、現状を知って、身近な事で出来ることから始めて下さい。 |
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